ギャラクシー
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Feb 20, 2009
2:27pm
「ゆき」
カーテンを開け、目の前に映り込む白い結晶の集合粒光そのすべてに目を細め、確認するように時間をかけて眺める後姿は白く、小さな肩甲骨、括れた腰、まあるいお尻は全部が僕の部屋にはまだ馴染んでなかった。美しい人はこっちを向いてにこりとした。オイルヒータがトクリと音をたて、朝の生まれたばかりの日の光が部屋を湿らす蒸気の筋を照らしていた。「今日は何をしますか?」シーツの間、僕の胸にするりぴったりと滑り込みながら、無邪気にそう言う彼女を抱きよせ、そしてすべらか肌の感触を手のひらにのせた。くすぐったそうにくねる髪の毛は赤と茶の中間の色味を前下がりに僕の方枕の方へと揺蕩うのが見えた。
そうだね。何をしようか
時間が凍るくらい冷たい温度が僕とこの子を縛れば良い。瞳に映る僕は路地裏のねこみたいに情けない顔でそんなことを考えていた。
残されたすこしの時間。僕たちは外へ出てみることにした。最後の時間の使い方は人それぞれでよくって、そのいくつかの選択の中で僕たちは二人ではじめて見た雪の中を歩いてみることにした。彼女は腕時計をしていなかったし、僕は腕時計を見なかった。僕のポケットの手に彼女の手が重なっていた。
空を見上げて「東京のゆきは、ふんわり降りますね」彼女が言って、こんな日だって、雪は白い 僕が言って、確か彼女が言った。「私もそんなふうに見えます」 ん。彼女の方に目をやるとぐるりまいたマフラーにも雪が積もっていて僕はそれを払った。
雪はぼたん。 おもりのように降、僕らの足元を埋め、そしてひんやりと空気を下へ、下へとおしつぶそうとしていた。 雪のせいで明るい朝。風はなくて、僕たちはふたりきりだった。 美しい彼女がとても幼く笑った雪の日。 僕たちが出会って、別れた日。
いつからやってるの?
「うーん」
いいや。なんでもない。少し、知りたくなっただけ
「もう、忘れちゃいました」
そう言って笑った彼女の顔が目が全部が壊れそうに見えて、張り詰めた全部が薄い膜一枚でばらばらになってしまいそうで、僕は彼女を抱きしめた。もうこんなことさ。僕といっしょに、「あのねっあのね私、幸せなんですよ?だって」僕が喋っているのをさえぎって、彼女はにっこりとして「だって会えたじゃない」。
インターネットを通じて知り合った遠くに住んでる女の子と一晩を過ごして帰りの時間直前という設定
(の風俗) - 「らせん」の最後の更新。はてなアンテナに残っていたものをこちらに。改行の具合が分からないのが心痛い。っていうか、復活して欲しい。
カーテンを開け、目の前に映り込む白い結晶の集合粒光そのすべてに目を細め、確認するように時間をかけて眺める後姿は白く、小さな肩甲骨、括れた腰、まあるいお尻は全部が僕の部屋にはまだ馴染んでなかった。美しい人はこっちを向いてにこりとした。オイルヒータがトクリと音をたて、朝の生まれたばかりの日の光が部屋を湿らす蒸気の筋を照らしていた。「今日は何をしますか?」シーツの間、僕の胸にするりぴったりと滑り込みながら、無邪気にそう言う彼女を抱きよせ、そしてすべらか肌の感触を手のひらにのせた。くすぐったそうにくねる髪の毛は赤と茶の中間の色味を前下がりに僕の方枕の方へと揺蕩うのが見えた。
そうだね。何をしようか
時間が凍るくらい冷たい温度が僕とこの子を縛れば良い。瞳に映る僕は路地裏のねこみたいに情けない顔でそんなことを考えていた。
残されたすこしの時間。僕たちは外へ出てみることにした。最後の時間の使い方は人それぞれでよくって、そのいくつかの選択の中で僕たちは二人ではじめて見た雪の中を歩いてみることにした。彼女は腕時計をしていなかったし、僕は腕時計を見なかった。僕のポケットの手に彼女の手が重なっていた。
空を見上げて「東京のゆきは、ふんわり降りますね」彼女が言って、こんな日だって、雪は白い 僕が言って、確か彼女が言った。「私もそんなふうに見えます」 ん。彼女の方に目をやるとぐるりまいたマフラーにも雪が積もっていて僕はそれを払った。
雪はぼたん。 おもりのように降、僕らの足元を埋め、そしてひんやりと空気を下へ、下へとおしつぶそうとしていた。 雪のせいで明るい朝。風はなくて、僕たちはふたりきりだった。 美しい彼女がとても幼く笑った雪の日。 僕たちが出会って、別れた日。
いつからやってるの?
「うーん」
いいや。なんでもない。少し、知りたくなっただけ
「もう、忘れちゃいました」
そう言って笑った彼女の顔が目が全部が壊れそうに見えて、張り詰めた全部が薄い膜一枚でばらばらになってしまいそうで、僕は彼女を抱きしめた。もうこんなことさ。僕といっしょに、「あのねっあのね私、幸せなんですよ?だって」僕が喋っているのをさえぎって、彼女はにっこりとして「だって会えたじゃない」。
インターネットを通じて知り合った遠くに住んでる女の子と一晩を過ごして帰りの時間直前という設定
(の風俗) - 「らせん」の最後の更新。はてなアンテナに残っていたものをこちらに。改行の具合が分からないのが心痛い。っていうか、復活して欲しい。
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